「洗車の拭き上げがめんどくさい…」「洗車機やドライブスルー洗車の後は拭き上げしないとダメなの?」とお悩みではありませんか?洗車後の拭き上げを放置すると最悪の場合、塗装を傷めてしまうおそれがあります。
当記事では、拭き上げを時短する方法や拭き上げをしないリスク、洗車がラクになる便利アイテムについて解説します。
洗車の時間と労力を少しでも減らしながら愛車をきれいに保ちたい方は、ぜひ参考にしてください。
めんどくさい洗車の拭き上げをラクにする時短方法
洗車がめんどくさいと感じる主な理由は以下の通りです。
- 拭き上げに時間がかかる
- 天候の影響を受ける
- 道具の準備と片付けが面倒
とくに拭き上げは、洗車全体の作業時間の中でも大きな割合を占めます。ただ、アイテムや方法を工夫するだけで作業効率は大幅に改善できます。
ここでは、拭き上げをラクにする時短方法と便利アイテムを紹介します。
吸水性の高いアイテムを利用する

タオルの種類を変えるだけで、絞る回数が減ったり吸水量が増えたりするため、時短につながります。
拭き上げの際は、タオルでゴシゴシ擦るのではなく、ボディの上に広げてそのまま手前に引っ張りましょう。タオル全体がボディに密着するため、一度に拭き取れる水分が多くなります。
大判のタオルならより広い面積の水分を吸収できるため、さらに効率的です。なお、拭き上げに使用するのにおすすめの素材は、合成セームやマイクロファイバータオルです。
合成セーム:主にPVA(ポリビニルアルコール)素材で作られた超吸水クロス。繊維クズが出にくく、ボディに優しい素材。
一般的な洗車用マイクロファイバータオルは約40cm×40cmですが、60cm×50cm程度の大判タイプにすると、一度に吸水できる量と面積が増えます。
ただ、大きすぎると絞るのが大変になるため、実用性を考えるとHID屋のマイクロファイバータオルが適度なサイズ感でおすすめです。
ブロワーで水滴を吹き飛ばす

ブロワーを使えば、ドアミラーやグリルの隙間に入り込んだ水を一気に吹き飛ばせます。タオルでは拭きにくい箇所の水滴も風で飛ばせるため、拭き上げの手間と時間を大幅にカットできます。
風量が強いモデルなら、拭き上げ作業をブロワーだけで完結させることも可能です。コーティングを施工していない車は水滴がすべりにくいため、タオルと併用しましょう。
なお、電源がない駐車場でも使える充電式のブロワーなら場所を選びません。Type-C充電対応モデルを選べば、他の機器とコードを共有できるのもメリットです。
冬場に冷たい水に触れる回数を減らせるのも嬉しいポイントです。
水切りワイパーを利用する

水切りワイパーを使えば、大まかな水分を一気に落とせます。ボディの広い面を手早く処理できるため、拭き上げの前工程として取り入れると効率的です。
選ぶ際は以下を参考にしてください。
| 種類 | 素材 |
|---|---|
| シリコン・柔らかい素材 | ボディを傷つけにくく、コーティング施工車にも使用可能 |
| ダブルブレード | 2枚のゴムで水分を残さず除去 |
| ロングタイプ・伸縮式 | 背の高い車でもルーフまで届く |
使い方のコツは、水を上から下へ一気に引くことです。なお、乾いたボディに使用すると傷の原因になるため、必ず濡れた状態の面に使用してください。曲面やプレスラインに硬いワイパーは不向きです。
プレスライン:車のボディを成形する際にできる、車体表面の折り目や凸凹。
ワイパーで大まかな水を落とし、細部はマイクロファイバータオルやブロワーで仕上げるのがおすすめです。
コーティングやワックスを施工する

ボディにコーティングやワックスを施工すると水はけが良くなり、水滴がボディに残りにくくなります。さらに汚れもつきにくくなるため、洗車そのものの回数を減らせるでしょう。
また、コーティングを施工すれば、紹介した時短方法の相乗効果も期待できます。たとえば、ブロワーの風で水滴が飛びやすくなったり、タオルを絞る回数を減らせたりします。
「コーティングは業者に頼むと高い…」と感じる方は、費用を抑えるためにDIYでの施工がおすすめです。
HID屋ではコーティング剤も取り扱っています。下地処理もまとめてできるTSUYA DEEP & BASEセットなら、本格的なコーティングを手軽に施工できます。


純水洗車機を利用する

純水洗車なら拭き上げ作業が大幅に軽減、または不要になるため、効率的に洗車を済ませたい方にぴったりです。
ミネラルを含まない純水で洗車すれば、拭き上げを省略してもシミになりにくいのが大きなメリットです。ガソリンスタンドの洗車機に純水コースがある場合は、ぜひ活用してみてください。
ただ、純水であっても空気中のホコリや汚れが濡れたボディに付着するおそれはあります。ドアや給油口の隙間には水が残りやすいため、ブロワーと併用すると洗車後の水垂れを防止できます。
自宅で純水洗車をしたい方は、純水機の導入もおすすめです。水道の蛇口とホースの間に接続するだけで、水道水をろ過し、ホースから純水が出るようになります。

洗車のプロへ任せる

「洗車そのものがめんどくさい」「時間がない」という方は、ガソリンスタンドや洗車専門店の手洗い洗車を利用するのも一つの手段です。
費用は約2,000〜6,000円が相場で、すべての手間を丸投げできるうえ、細かいところまできれいに仕上げてもらえます。時間がない方や洗車自体がめんどくさい方にとっては、もっともラクな方法といえるでしょう。
洗車後、拭き上げをしないとどうなる?
洗車後に拭き上げをしないと、以下のようなリスクがあります。
- イオンデポジットが発生する
- 塗装が劣化する
- コーティングやワックスの効き目が落ちる
- 汚れが再付着する
そのまま放置すると、取り返しのつかないダメージにつながるおそれがあります。めんどくさくても、洗車後はボディの上に水滴を残さないよう心がけましょう。
イオンデポジットが発生する
イオンデポジットとは、水道水に含まれるミネラル成分が蒸発して白く固まったシミのことです。洗車後に拭き上げをせず放置すると発生しやすくなります。
一度できたイオンデポジットは、通常の洗車では落ちません。専用のケミカルを使わないときれいに復元できないため、手間とコストがかかります。さらに、コーティング施工車は水弾き効果が低下し、ボディの輝きも失われてしまいます。
塗装が劣化する
洗車後に水分を拭き上げずに放置するとウォータースポットが発生し、塗装にダメージを与えてしまいます。ウォータースポットとは、ボディに残った水滴がレンズのように太陽光を集め、塗装面を焼いてしまう現象です。
ウォータースポットは塗装そのものが凹んでいる状態のため、洗車だけではきれいになりません。きれいにするには研磨作業が必要になります。
とくに日差しが強い夏場に発生しやすいため、夏の洗車後は速やかに拭き上げることが重要です。
コーティングやワックスの効き目が落ちる
拭き上げせずに放置すると、水ジミがコーティング層を侵食し、本来の撥水効果や防汚効果が発揮できなくなります。また、ワックス特有の深いツヤも維持できません。
施工したコーティングやワックスを長持ちさせるためにも、拭き上げは欠かさないようにしましょう。
汚れが再付着する
濡れたままのボディはホコリや砂を吸着しやすく、かえって汚れてしまいます。「洗車機のあと走って乾かそう」と考える方もいますが、走行中に砂を巻き上げるため、余計に汚れが付着する原因になります。
洗車したのに「帰宅後はまた汚れている」ということにならないよう、必ず拭き上げまでをセットで行いましょう。
洗車の拭き上げがめんどくさくても黄砂や花粉の時期は必ず行う

黄砂や花粉が飛散する時期は、洗車後の拭き上げが欠かせません。空気中に舞う黄砂や花粉がボディに残った水滴に付着し、塗装を痛める原因となるからです。
黄砂や花粉が水分を含むと、頑固なシミやペースト状の汚れに変化し、通常の洗車では落ちなくなる危険性があります。また、拭き上げが遅れると黄砂や花粉を巻き込みながら拭くことになり、小傷の原因にもなりかねません。
コーティングを施工しておくと、汚れが定着しにくくなり、洗車時に落ちやすくなります。黄砂や花粉シーズンの洗車対策について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。


洗車の拭き上げがめんどくさいときに関するよくある質問
洗車の拭き上げがめんどくさいと感じるときによくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。
洗車後、走って乾かすのはダメですか?
走行だけでは完全に水気は取れず、乾き跡が残ってしまいます。タオルで拭き取るのがもっとも確実な方法です。
また、走ると汚れが再付着する可能性もあるため、おすすめできません。
車の拭き上げは本当に必要ですか?
水道水を使う以上、水シミを防ぐために拭き上げは必ず必要です。拭き上げをしないと、水シミや汚れの原因となり最悪の場合、塗装を痛めることになります。
拭き上げ作業をゼロにしたい場合は、プロへの依頼を検討してみてください。
ドライブスルー洗車した後は拭き上げが必要ですか?
洗車機のブローだけでは水滴が残るため、備え付けのタオルやマイクロファイバータオルを持ち込んで拭き上げるのがおすすめです。なお、純水洗車機であれば水シミのリスクを軽減できます。
ブロワーを使い、細かな隙間まで水分を飛ばせると理想です。
まとめ
洗車の拭き上げをラクにする時短方法は以下の通りです。
- 吸水性の高いマイクロファイバータオルや合成セームを使う
- ブロワーで隙間の水滴を吹き飛ばす
- 水切りワイパーで大まかな水分を落とす
- コーティングやワックスを施工して水はけを良くする
- 純水洗車機を利用して水シミリスクを減らす
- どうしてもめんどくさいならプロに依頼する
拭き上げを怠ると、ウォータースポットの発生や塗装の劣化、コーティング効果の低下といったリスクがあります。めんどくさくても、洗車後はボディに水滴を残さないことが大切です。
当記事を参考に、便利なアイテムを取り入れて洗車をラクに楽しみましょう。どうしてもめんどくさい場合は、プロに依頼するのが無難です。

