トラックの洗車について知りたい!必要な道具・手順・時短方法を解説

大型トラックを洗車している様子

「トラックの洗車、何から始めればいいかわからない……」とお悩みではないでしょうか。トラックの洗車は乗用車とは異なる道具が必要で、丁寧に洗車すると2〜3時間かかることもあります。

そこで当記事では、トラックの洗車に必要な道具や手順・時短する方法を紹介します。さらに、定期的に洗車すべき理由や洗車機の活用法もまとめています。

トラックの洗車について気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

トラックの洗車に必要な道具

トラックの洗車に必要な道具は以下の通りです。

  • 脚立
  • 高圧洗浄機
  • カーシャンプー
  • 持ち手が長い洗車ブラシ・スポンジ
  • カーワックス・コーティング剤
  • マイクロファイバークロス

道具をあらかじめそろえておくことで、洗車をスムーズに進められます。順に解説していきます。

脚立

トラック洗車に便利な脚立

トラックのキャビン(運転席部分)の屋根や荷台上部は、地面から手が届かない高さがあります。脚立があれば高い部分にもしっかり手が届き、洗い残しを防げます。

アルミ製の軽量タイプなら持ち運びやすく、設置・収納もスムーズです。なお、脚立を使う際は安定した平坦な場所に置き、必ず足場を確認してから作業しましょう。

高圧洗浄機

トラック洗車に便利な高圧洗浄機

泥や塩化カルシウム(融雪剤)など、こびりついた汚れを効率よく落とせます。とくに足回りやシャーシ下部の汚れは通常のホースでは落としにくく、高圧洗浄機が有効です。

また、手が届きにくい箇所でも水圧で汚れを飛ばせるため、時短にもつながります。なお、水圧が強すぎると塗装を傷めるおそれがあるため、適切な圧力に調整してから使用しましょう。

カーシャンプー

カーシャンプーでトラックを洗車している様子

カーシャンプーを選ぶ際は、汚れの種類に応じたシャンプーを選びましょう。一般的な砂や泥汚れには中性シャンプー、油性の汚れにはアルカリ性シャンプーが適しています。

ただ、アルカリ性は洗浄力が強い分、アルミパーツや塗装を傷める可能性があります。素材に合った製品を選び、使用前にボディの目立たない部分で試してから使うと安心です。

持ち手が長い洗車ブラシ・スポンジ

持ち手が長い洗車ブラシでトラックを洗車している様子

大きい荷台やキャビンを効率よく洗うには、持ち手が長いブラシやスポンジが不可欠です。

長さが調節できる伸縮タイプなら、脚立なしで屋根に近い部分まで届く場合もあり便利です。手が届きにくい部分もしっかり洗えるため、洗い残しを大幅に減らせます。

なお、硬すぎるブラシはボディに細かい傷をつけるおそれがあるため、毛先がやわらかい素材のものを選ぶようにしましょう。

カーワックス・コーティング剤

トラックにコーティングを施工している様子

洗車後にワックスやコーティング剤を塗布することで、汚れが付きにくくなり光沢も長持ちします。コーティング後は雨に濡れるまで時間をおくと、より効果が定着しやすくなります。

とくに業務用トラックは外観が企業イメージに直結するため、定期的なコーティングが効果的です。

また、トラックのコーティングを依頼できる業者もあるので、洗車を時短したい方はぜひ検討してみてください。

マイクロファイバークロス

マイクロファイバークロスで拭き上げしている様子

拭き上げにはマイクロファイバークロスを使うと吸水性が高いため、時短につながります。柔らかい極細繊維がボディの水を素早く吸収し、拭き跡も残りにくいのが特徴です。

自然乾燥や拭き上げに時間がかかってしまうと、イオンデポジットが発生するおそれがあります。イオンデポジットは水分が乾く前に拭き上げることで防げます。洗車後はできるだけ早く、マイクロファイバークロスで拭き上げましょう。

イオンデポジットとは:水道水に含まれるミネラル成分が蒸発して白く固まったシミのこと。

ガラス面用と塗装面用でクロスを使い分けると、仕上がりがより美しくなります。

トラックの手洗い洗車の手順5ステップ

トラックを手洗い洗車している様子

トラックの手洗い洗車の手順は以下の通りです。

  • 水道水で大まかな汚れを落とす
  • ブラシ・モップでキャビンと荷台部分を洗う
  • ホイールを洗う
  • 拭き上げをする
  • ワックス・コーティングをする

順番を間違えると、洗った部分に汚れが再付着してしまうことがあります。上から下の流れを意識しながら、以下の手順で進めていきましょう。

STEP

水道水で大まかな汚れを落とす

まず高圧洗浄機や水道ホースで、ボディ全体に付着した砂や泥を洗い流します。洗い流す順番は「上から下へ」が基本です。

キャビンからはじめ、荷台・サイドパネル・足回り・ホイール・シャーシと順に進めましょう。この段階でしっかり砂を落としておくと、シャンプー洗いで砂がブラシとボディの間に挟まって傷をつけるリスクを減らせます。

STEP

ブラシ・モップでキャビンと荷台部分を洗う

カーシャンプーをバケツで泡立て、長いブラシやモップでキャビンの屋根から洗いはじめます。ブラシは一方向に動かし、力を入れすぎず均一に洗い進めるのがコツです。

荷台の板面は広いため、モップタイプを使うと効率よく作業できます。側面・前面・後面と順に進め、最後にステップや見落としやすいアオリの留め具の隙間も忘れずに確認しましょう。

STEP

ホイールを洗う

ホイールはブレーキダストや泥が付きやすく、他のボディ部分と比べて汚れが落ちにくい箇所です。ホイール専用のスポンジやブラシを使い、ナット周りまで丁寧に洗いましょう。

タイヤハウスの内側も汚れが溜まりやすいため、ホースで勢いよく洗い流すと効果的です。なお、金属製のブラシはホイールの表面を傷つけるおそれがあるため、やわらかい素材のホイール専用ブラシを使用してください。

ピカールやブルーマジックのような金属用の研磨剤を使うと、ピカピカに仕上げられます。

STEP

拭き上げをする

洗い終えたら、できる限り早く拭き上げましょう。水分が乾いてしまうと、イオンデポジットがボディに発生し、洗車で落とせなくなってしまうためです。

拭き上げはマイクロファイバークロスを使い、上から下へ優しく拭き取るのが基本です。ガラス部分は専用のクロスやガラスクリーナーで仕上げると水拭き跡が残りません。

ドアの縁やミラーの付け根など細かい部分はブロワーで水を飛ばすと、あとから水が垂れてこないため、きれいに仕上げられます。

STEP

ワックス・コーティングをする

拭き上げが完了したら、必要に応じてワックスまたはコーティング剤を塗布して仕上げます。ワックスやコーティング剤はツヤを出しながら塗装面を保護し、汚れが付きにくい被膜を長期間維持できます。

ただ、施工は必ず直射日光を避けた日陰で行いましょう。強い日差しの下で施工すると、ボディが熱くなりコーティング剤を均一に施工できないことがあります。

乾燥時間がある場合は、製品の説明に従ってしっかり確保してください。

トラック専用洗車機なら業務の合間に活用できる

トラック専用洗車機

トラック専用洗車機は、一部のガソリンスタンドやトラックステーションに設置されています。

手洗いと比較したトラック洗車機の特徴は以下の通りです。

  • 洗浄時間が10分程度と短く、業務の合間に利用しやすい
  • 自分で洗う手間が省ける
  • 料金は数百〜数千円が目安

トラック専用洗車機は、時間を節約したい場合や疲れているときに活用すると便利です。利用前は、自分のトラックのサイズが洗車機の規格内かどうかを確認し、アンテナや突起物は事前に取り外すか折りたたみましょう。

また、平ボディのトラックは次の荷物のことを考えて洗車機を利用しましょう。荷台が濡れると、荷主に嫌がられる可能性があります。平ボディは荷台の面積が少ないため、箱車に比べると洗車機で得られる時短効果は少ない傾向にあります。

平ボディ:荷台の屋根がない、平らな荷台のトラック

トラック専用洗車機でも細かい部分の汚れは落としきれないことがあるため、定期的な手洗い洗車と併用するのがおすすめです。

こまめに洗車すると時短につながる

一回の洗車にかかる時間を短くしたい場合、こまめに行うのがおすすめです。

  • 汚れが溜まると、落とすのに強い力と時間がかかる
  • 週2回程度のこまめな洗車なら、1回あたりの時間を大幅に短縮できる
  • 軽い汚れであれば、水洗いだけで済む場合がある

「後でまとめて洗おう」と汚れを放置すると、乾燥して固着した汚れを落とすのに余分な手間がかかります。こまめに洗う習慣をつけると、結果的に1回あたりの洗車時間を短くできるでしょう。

また、自分のトラックを常にきれいにしていると、社長や他の従業員から一目置かれる可能性があります。ドライバーへデビューしたてで、「まだ一人前じゃないな」と感じる方は、常にトラックをきれいにしておくと良い評価につながることがあります。

トラックを定期的に洗車すべき4つの理由

きれいなトラック

トラックを定期的に洗車すべき理由は以下の通りです。

  • 塩害・サビによる車両劣化を防ぐため
  • 視認性・安全性を保つため
  • 取引先や荷主の印象を悪くしないため
  • 車両のトラブルに気づきやすくなるため

洗車は見た目を整えるだけでなく、車両の寿命や安全性に直結する重要なメンテナンスです。以下で各理由を詳しく確認してみましょう。

塩害・サビによる車両劣化を防ぐため

海沿いを走るトラックや、融雪剤(塩化カルシウム)が散布された雪道を走行するトラックは、塩分が車体に付着しやすい状態です。

塩分は金属を腐食させ、放置するとサビが急速に進行します。最終的には車体に穴が空くほど深刻になるケースもあり、修理費が高額になることもあります。

サビは車両の査定額を大幅に下げる原因にもなるため、塩分を多く浴びた日は早めに洗車しましょう。

視認性・安全性を保つため

ミラーやヘッドライト、窓が汚れていると視認性が低下し、事故のリスクが高まり危険です。とくにミラーや助手席の窓が汚れていると、左折時の後輪の位置が確認しにくいため、安全性に直結します。

また、ナンバープレートが汚れで見えにくい状態では法律上問題になるおそれもあります。安全運転と法令順守の観点からも、ミラーやライト類を含めた定期的な清掃を習慣づけましょう。

取引先や荷主の印象を悪くしないため

トラックは走る会社の看板ともいえる存在です。汚れたトラックで配送先に行くと、会社全体の印象や信頼を損なうおそれがあります。

とくに初めて入場する取引先や食品・医療関係の荷主の場合、車両の清潔さが評価基準のひとつになることもあります。

ドライバー自身の誠実さや仕事への姿勢を示すことにもつながるため、トラックはできる限りきれいにしておきましょう。

車両のトラブルに気づきやすくなるため

洗車のたびにボディやタイヤ周りを丁寧に観察することで、傷・凹み・オイル漏れ・タイヤのひび割れなどの異変を早期に発見できます。

汚れで覆われたままでは気づけないトラブルも、洗車中に見つかることが少なくありません。整備不良を放置すると走行中のトラブルや重大な事故につながるリスクがあります。

洗車を単なる清掃ではなく、日常点検の機会として意識的に活用することをおすすめします。

トラック洗車に関するよくある質問

トラックの洗車をするときによくある質問をまとめました。ぜひ参考にしてください。

トラックの洗車頻度はどのくらいが目安ですか?

トラックの洗車は、一般的に月2〜3回または週1回程度に設定されている会社が多い印象です。

海沿いや雪道を頻繁に走る場合は、より高い頻度での洗車がおすすめです。自身の走行環境に合わせて、洗車の頻度を調整してみてください。

夜に洗車しないほうがいい理由はなんですか?

夜間は気温が低下するため、冬は洗車後に残った水分が凍結するおそれがあります。また、暗い環境では洗い残しや拭き残しに気づきにくく、仕上がりの精度も下がります。

洗車はできるだけ日中に行うのがおすすめです。

水洗いだけでも大丈夫ですか?

軽い砂ぼこり程度の汚れであれば、水洗いだけでも問題ありません。ただ、油性の汚れや融雪剤などの塩分はカーシャンプーを使わないと落としきれないことがあります。

また、コーティングを施工している場合は、コーティングの種類に合った専用シャンプーを使うと効果を長持ちさせられます。

まとめ

トラックの洗車は、安全運転と車両を長持ちさせるためのとても大切なメンテナンスです。当記事のポイントは以下の通りです。

  • 手洗い洗車は「上から下へ」の順番で進め、ホイールや拭き上げも丁寧に行う
  • こまめな洗車(週2回程度)が1回あたりの時短につながる
  • 定期的な洗車は塩害・サビ防止・安全性確保・企業イメージ向上に直結する

仕事が忙しく、時間が取れないときはトラック専用洗車機の利用も検討してみてください。当記事を参考に、まずは道具をそろえるところから始めましょう。

こまめな洗車習慣が、快適で安全なドライバー生活につながります。

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この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

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