皆さんは、鳥のフンで愛車を汚されて、お悩みではないでしょうか?
洗車したばかりなのに落とされていたり、なぜ自分の車ばかり狙われるのか不思議に感じたりする方も多いはずです。
鳥のフンは見た目が悪いだけでなく、放置すると塗装を傷める原因にもなるため、早めの対処が欠かせません。
この記事では、なぜ特定の車に鳥のフンがよく落とされるのか、その理由や狙われやすい車の特徴を解説します。
あわせて落とされたフンへの対処法や正しい落とし方、再発防止のポイントなども紹介します。
記事を読み終えるころには、鳥のフン被害が起こる原因を理解し、ご自身の車と状況に合った対策・適切な対処法を判断できるようになるでしょう。
車に鳥のフンをよく落とされる理由
狙いすましたかのように、車をめがけて鳥がフンを落とすのには理由があります。
- 車を水場と勘違いするため
- 鳥が集まりやすい場所に停車しているため
- 鳥の縄張りに入っているため
ここからは上記3つの理由について、詳細を解説していきます。
車を水場と勘違いするため

車に鳥がフンをする理由の一つとして、上空から見える車を鳥が水場と勘違いすることが考えられます。
車体色によりますが、我々人間が地上で見る様子と異なり、上空から見ると鳥にとって車の屋根は水面のように見える場合があります。
水面がある、すなわち水場があると勘違いすることで鳥が車に集まり、フンを落とされるリスクが上がってしまうのです。
鳥が集まりやすい場所に停車しているため

電線や樹木の下など、鳥が集まりやすい場所に停車していることも、車に鳥のフンを落とされる理由の一つです。
電線や大きな木は、猫や人間などの外敵がいる地上から離れており、鳥にとっては安心して休憩ができる場所です。
鳥は休憩中や飛び立つ前後にフンをすることが多いと言われており、集まりやすい場所の下や近くに停車していると、被害にあいやすくなります。
鳥の縄張りに入っているため

車が鳥の縄張りに入っていることも、鳥が車にフンを落とす理由の一つです。
車を含め、自分の縄張りに入ったものにマーキングとしてフンをする場合があります。
さらに車体やミラーなどに写った自分の姿を別の鳥だと勘違いし、その鳥を「自分の縄張りだ」と意思表示をするために、再度マーキングを施す(フンをする)こともあります。
鳥のフンを落とされやすい車の特徴
場所や習性だけでなく、鳥にフンを落とされやすい理由として、車の特徴も挙げられます。
鳥のフンを落とされやすい車の特徴は以下のとおりです。
- 赤や黒など濃色の車
- 光沢がある車
ここからは上記の特徴が、なぜ鳥からフンを落とされやすいのか、その理由を解説していきます。
赤や黒など濃色の車

赤や黒などの濃色の車が鳥のフン被害に遭いやすい理由は、その色合いが鳥の目には「深い水場」のように映り、引き寄せられてしまうからです。
鳥には紫外線を感知する能力があり、それを利用して空から水場を探す習性があります。
実は、深く澄んだ水面は紫外線を吸収する特徴を持っており、赤や黒などの濃色ボディも同様に紫外線を吸収します。
そのため、濃色車は鳥の視点からは「休息に適した池や湖」に見えてしまい、結果としてフンを落とされるリスクが高まってしまうのです。
光沢がある車

光沢がある車も、鳥からフンを落とされやすいです。
光沢がある車は日光を反射しやすい特徴があります。
飛んでいる鳥からすると、光沢による日光の反射はキラキラとした水面に見え、車体を水場と勘違いしているものと考えられます。
そのため光沢がない車と比べ、光沢が強い車はフンを落とされやすい車と言えるでしょう。
要注意!鳥のフンがついた時にやってはいけない行動
ふとした瞬間に落とされる鳥のフンですが、そんな時にやってはいけない行動があります。
具体的には以下の5つです。これらは愛車だけでなく、人体にも悪影響を及ぼすものがあるので注意が必要です。
- そのまま放置する
- 乾いた状態で無理やり拭き取る
- 硬いもので削り取る
- 一気に落とそうとする
- 素手で触れる
そのまま放置する
鳥のフンがついた時にやってはいけない行動の一つが、そのまま放置することです。
鳥のフンは強力な酸性またはアルカリ性を含んでおり、放置すると短時間で塗装のクリア層を酸化・浸食させてしまいます。
さらに放置するとシミやクレーター状の凹み、最悪の場合は塗装の割れや錆を引き起こすことも。
そのため鳥のフンが愛車に付いているのを見かけたら、放置せずに取り除くことをおすすめします。
特に夏場の炎天下ではボディが高温になり、2〜3時間で侵食が始まるため、特に注意が必要です。
乾いた状態で無理やり拭き取る
車体にダメージを与えるため、乾いた状態で鳥のフンを無理やり拭き取ってはいけません。
鳥のフンの中には未消化の種、砂、石などの固形物が含まれていることが多いです。
そんなフンを乾いた状態で無理やり拭き取ると、固形物が塗装に傷をつける場合があります。
もし車体についた鳥のフンが乾いてしまったら、一度ふやかして拭き取ることが大切です。
硬いもので削り取る
車体についた鳥のフンが固着して取りづらくても、決して硬いもので削り取らないようにしましょう。
固着したフンを爪やヘラなどで無理に剥がそうとすると、塗装が一緒に剥がれてしまう恐れがあるためです。
固着してしまったフンはお湯でふやかしたり、専用クリーナーを使うなどして優しく取り除いてください。
一気に落とそうとする
フンが周囲に広がって影響を受ける範囲を広げてしまうため、無理に一度に落とそうとするのはおすすめできません。
焦って一気に拭き上げようとすると、上手く取り除けないだけなく、フンの成分を塗り拡げる結果になってしまいます。
またフロントガラスの場合、ワイパーで一気に取り除こうとすると、ワイパーを痛めるリスクもあります。
そのためフンが車体についても一気に落とそうとせず、優しく丁寧に取り除きましょう。
なおフンをふやかそうとして一気に熱いお湯をかけると、急激な温度変化で塗装を痛めることがあるので、ゆっくり行ってください。
素手で触れる
人体に悪影響を及ぼす場合があるため、車に落とされたフンを素手で触れるのはやめましょう。
鳥のフンには多くの病原菌などが含まれています。そのためビニール手袋などを使用し、素手で直接触れないようにしてください。
もし素手で触れた場合は、手洗いをしっかりと行ってください。
車についた鳥のフンの落とし方
ここからは車についた鳥のフンの落とし方を紹介します。
具体的には以下の3つのうち、どれか一つと「洗車」を組み合わせて行ってください。
- 水でふやかして落とす
- お湯でふやかして落とす
- 中性洗剤や専用クリーナーを使って落とす
上記の方法とは別に、番外編として外出先での応急処置も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
水でふやかして落とす
鳥のフンは基本的に水でふやかして落とします。具体的には以下のとおりです。
鳥のフンを水でふやかす
水を含ませたクロスやウエットティッシュなどでフンを押さえて、ふやかします。
自宅等で水が沢山ある場合は、ホースやバケツなどをつかって水を直接かける方法も有効です。
フンを優しく取り除く
STEP1でフンに十分な水分を含ませたら、クロスやティッシュなどで優しく、摘むように取り除きます。
お湯でふやかして落とす

固着してしまったフンなど、水でふやかして落とせなかった場合は、お湯でふやかす方法を行います。具体的には以下の手順です。
お湯でフンをふやかす
40〜50℃のお湯を準備し、クロスにお湯を含ませた後、フンの上にクロスを置きます。
クロスでフンを蒸すように30分程度放置し、フンをふやかします。
なお、フンの上にクロスをおき、お湯をかける方法も有効です。
ただし一気に熱いお湯をかけると塗装を痛める恐れもあるため、温度とかけ方に注意してください。
フンを優しく取り除く
「1.水でふやかして落とす」のSTEP2と同様に、クロスやティッシュなどで優しく、摘むように取り除きます。
中性洗剤や専用クリーナーを使って落とす

水やお湯でふやかしても落ちない場合は、以下の手順に沿って、中性洗剤や専用クリーナーを使いましょう。
中性洗剤やクリーナーを吹き付ける
フンめがけて中性洗剤か専用クリーナーを吹き付けてください。
なお、クリーナーはスプレータイプだけでなく、シートタイプもあります。
シートタイプの場合は、いきなりゴシゴシこすらず、クリーナー液を染み込ませるように使います。
フンを優しく取り除く
これまでの方法と同様に、やわらかくなったフンをクロスやティッシュなどで優しく、摘むように取り除いてください。
仕上げに洗車する
ここまで紹介した3つの方法のいずれを行ったあとは、できるだけ早く洗車をしてください。
鳥のフンには車の塗装を痛める成分が含まれており、フンを取り除いただけでは車体に成分が残っています。
そのため鳥のフンを取り除いた後は、できるだけ早く洗車して、フンの成分を洗い流しましょう。
【番外編】外出先での応急処置
外出先で鳥にフンを落とされた場合、時間の経過と共に車体を痛めるリスクが上がるため、応急処置を行って鳥のフンを取り除きましょう。
具体的には、「3.中性洗剤や専用クリーナーを使って落とす」と同様にカー用品店に行き、専用クリーナーを買うのがおすすめです。
もし近くにカー用品店がなければ、コンビニ等でウエットティッシュを買ったり、ティッシュを濡らして取り除く方法も有効です。
鳥のフンの跡が残ってしまった際の対処法

鳥のフンの跡が車体に残ってしまった場合は、業者に依頼する必要があります。
シミが軽度の場合は磨きで対処可能ですが、深刻な場合は、車体を再塗装しなくてはなりません。
愛車に深刻なダメージを与えないためにも、鳥のフンを落とされた際は、すぐに取り除くことが重要です。
もう悩まされない!鳥のフン被害の再発防止策
車体に付いた鳥のフンはすぐに落とすことが大切ですが、フン被害を未然に防ぐことがより有効です。
ここからは鳥のフン被害の再発防止策として、以下の8つの方法を紹介します。
- サイドミラーを折りたたむ
- ボディカバーをつける
- プロテクションフィルムを貼る
- コーティングをする
- カーポート・ガレージを設置する
- 鳥よけグッズを使用する
- 駐車場所を変える
- 電力会社に相談する
サイドミラーを折りたたむ
鳥はサイドミラーに映る自分の姿を敵と勘違いして、フンを落とすことがあるため、駐車時にはミラーを折りたたむと効果的です。
なお折り畳めないタイプの車両でも、ミラーにカバーをかけるなど、反射しないよう工夫すると良いでしょう。
ボディカバーをつける

駐車中の車体に鳥のフンがつかないように、ボディカバーで車を覆い、物理的に守る方法が有効です。
ボディカバーはボディに固定して、風によって外れないものを選びましょう。
また風でカバーがなびいて、カバーとボディが擦れて傷つくこともあるため、フリースなど起毛生地が裏地に使用されている製品がおすすめです。
プロテクションフィルムを貼る
駐車中だけでなく、走行中でも鳥のフンが車体に付かないようにするには、プロテクションフィルムがおすすめです。
プロテクションフィルムは車体や窓に貼り付けるフィルムで、車体にフンが直接つかないだけでなく、塗装のダメージも回避できます。
一度の施工で3〜5年程度、ダメージを保護してくれます。
コーティングをする

フンを「付かなくする」のではなく「落としやすくし、塗装への浸透を遅らせる」にはカーコーティングがおすすめです。
車体に皮膜を作り、汚れを滑りやすくしてくれるカーコーティングは、付着した鳥のフンも簡単に取り除きやすくなります。
カーコーティングには様々な種類がありますが、その中でも効果の持続性とコスパの良さを考えるとガラスコーティングがおすすめです。
ガラスコーティングは一度施工すれば3〜5年間効果が続き、その間、強固な被膜で塗装を守ってくれます。
施工は業者に依頼するのが一般的なガラスコーティングですが、近年では扱いやすいコーティング剤も販売されているため、DIYも可能です。

カーポート・ガレージを設置する

自宅で青空駐車している場合は、カーポートやガレージを設置することも有効です。
費用や設置場所が必要になりますが、設置すれば鳥のフンだけでなく、雨水など様々な汚れから愛車を守ってくれます。
鳥よけグッズを使用する

愛車だけでなく、自宅など広範囲で鳥のフン被害を防止したい方には、鳥よけグッズの使用がおすすめです。
鳥よけグッズはホームセンターだけでなく、100均(100円ショップ)でも購入できます。
写真のように目玉に見立てたCDや、鷹の置物やカイト(凧)など種類も様々です。
設置場所や予算に応じて、効果のある鳥よけグッズを試してみると良いでしょう。
駐車場所を変える
フン被害がお困りの方で可能であれば、駐車場所を変えることも検討しましょう。
特に電線や樹木の下などは鳥が集まりやすいため、そのような場所を避けて駐車することが有効です。
電線等の管理会社に相談する
駐車場近くに電線や電話線があり、これに鳥が沢山とまってフン被害が大きい場合は、管理会社に相談してみましょう。
相談することで鳥がとまれなくなるカバーを電線に付けるなど、管理会社が無料で対策を施してくれる場合があります。
幸運の前触れ?鳥のフンを落とされるスピリチュアル的な意味

「鳥のフンを落とされたら幸運ですか?」など質問が寄せられ、鳥のフンを落とされることは運気上昇のサインなど、スピリチュアル的に意味があるという声も見聞きします。
実際に鳥にフンを落とされる確率は423万分の1とかなり低い確率と言われており、スピリチュアル的な意味があると考えるのも理解できます。
またネット上では宝くじを購入し、発表まで放置していたら大当たりしたという話もあるため、スピリチュアル的な意味を完全に否定できません。
しかし一度車体に付着した鳥のフンは、放置すると車体に悪影響を及ぼすため、早めの除去がおすすめです。
放置しすぎると車体に取り返しの付かないダメージを与え、大きな損害に繋がりかねないので、早めに取り除きましょう。
まとめ
走行中や駐車時など、鳥のフンが落とされる場面は多く存在します。
そのためフンを取り除くのが面倒に感じがちですが、そのまま放置するのは愛車にとって良くありません。
愛車のキレイな状態を保つためにも、今回ご紹介した方法でフンを取り除き、対策を施すようにしましょう。

