バイク洗車でのホイールの洗い方!必要な道具や落ちにくい汚れの落とし方も解説

バイクのホイール洗車

バイクのホイールには、泥や砂だけでなく、ブレーキダストやチェーンの油汚れなども付着します。特に「水で洗っても黒ずみが残る」「後輪の油汚れをどう落とせばよいかわからない」と悩む方も少なくありません。

汚れを落とそうと強く擦ったり、家庭用洗剤を安易に使用したりすると、ホイールの塗装やブレーキまわりを傷めるおそれがあります。そのため、適切な道具と手順で洗うことが大切です。

本記事では洗車に必要な道具から具体的な洗い方、使用を避けたい道具、落ちにくい汚れの落とし方までわかりやすく解説します。

目次

バイクのホイール洗車に必要なもの

バイクホイール洗車の必要な道具

バイクのホイール洗車は、特別な道具を大量に揃える必要はありません。最低限、次の3点があれば、汚れを落として仕上げまで進められます。

  • スポンジ・洗車ブラシ
  • 洗剤
  • 拭き取り用クロス

それぞれの選び方と使い分けを順に見ていきます。

スポンジ・洗車ブラシ

ホイール洗車では、柔らかい素材のスポンジと洗車ブラシを用意します。硬い素材で強く擦ると、塗装やコーティングに細かい傷が付くおそれがあるためです。

スポンジとブラシは以下のとおりに使い分けます。

道具主な使用箇所
スポンジ・広い面や平面部分
・手のひらで押さえて洗える箇所
洗車ブラシ・スポーク(ホイールを構成する細い棒状の部分)のすき間
・ホイール内側
・ハブ周辺
・スポンジが届きにくい箇所

広い面はスポンジ、細かな部分は洗車ブラシと使い分けると、洗い残しを減らしながら効率よく洗えます。

なお、ホイールには砂や金属粉が付いており、同じ道具でボディを洗うと塗装面に引っかき傷が付く可能性があるため、ボディ用と足まわり用は分けて使いましょう。

洗剤

洗剤は主に洗車用シャンプーとホイール用クリーナーがあり、汚れの程度で使い分けます。

まずは洗車シャンプーで洗い、落としきれない汚れがある場合に専用クリーナーを使用するのが基本です。

ホイール用クリーナーやブレーキダストクリーナーは洗浄力が強い製品もあるため、製品の使用方法や対応するホイール素材を確認してから使いましょう。

拭き取り用クロス

拭き取り用に使うクロスは、マイクロファイバーが扱いやすいです。繊維が柔らかく吸水性もよいため、力を入れずに水滴を拭き取れます。

粗い繊維のタオルや使い古しのタオルは、繊維が硬くなっている場合が多く、細かい傷を残すおそれがあります。

拭き取り用のマイクロファイバークロスを1〜2枚用意しておくと安心です。

バイクのホイールの洗い方

バイクのホイールすすぎ

道具が揃ったら、以下の手順で洗車を進めます。

  • 車体を冷まして水で予洗いする
  • 洗剤を付けてホイールを洗う
  • 洗剤が残らないようすすぐ
  • 水分の拭き取りを行う
  • チェーンに注油する

各手順を順に解説します。

STEP

車体を冷まして水で予洗いする

走行直後の熱いブレーキまわりに水がかかると、部品が急に冷やされて負担がかかったり、蒸気でやけどをしたりするおそれがあります。

屋内や日陰に停め、車体が冷めてから表面の砂や泥を弱めの水流でホイール全体を軽く流します

付着したまま擦ると、研磨剤の役割となって傷の原因につながる場合があるため注意が必要です。

高圧洗浄機を使う場合は、ホイールの回転を支える軸まわりやブレーキ部分に水が入り込む可能性があるため、距離を取って短時間で切り上げましょう。

STEP

洗剤を付けてホイールを洗う

予洗いで大きな汚れを流したら、洗剤をスポンジやブラシに含ませ、泡でホイール全体を包み込むように洗います

ここで大切なのは、力任せに擦らず洗剤の力で汚れを浮かせて落とすことです。ゴシゴシと押しつけると、塗装やクリア層に細かい傷が付くおそれがあるためです。

前輪と後輪では、汚れの傾向が少し異なり、前輪はブレーキダストが目立ちやすく、後輪は駆動系のチェーンオイルによる油汚れが増えます。特に後輪側は、ホイールの内側や中心部分に黒い油汚れが付きやすいため、意識して洗いましょう。

基本の手順で落ちない汚れが残った場合の対処は、後半の「バイクのホイールに付いた落ちにくい汚れの落とし方」で解説します。

STEP

洗剤が残らないようすすぐ

洗剤の泡や汚れは、水でしっかりと洗い流します。すすぎ残しがあると、乾いたときに白い跡やシミになるうえ、洗剤成分が塗装やコーティングに影響するケースがあるためです。

以下の箇所には泡が残りやすいので、確実に洗い流されているか確認しましょう。

  • スポークの付け根や交差部分
  • ホイールの内側や中心部分
  • ブレーキまわりの下側
  • ブレーキディスクの放熱穴

高圧洗浄機を使う場合は、予洗いのときと同様に近距離で当て続けないよう気を付けます。

STEP

水分の拭き取りを行う

すすぎが終わったら、水分をできるだけ早く拭き取ります。水滴を放置すると、乾いたときにミネラル分が白い跡として残る場合があるためです。

マイクロファイバークロスで、ホイール全体を軽くなでるように水気を取っていきます。

スポークのすき間やホイールの中心部分の奥、ボルトのくぼみなど、クロスが届きにくい場所には水滴が残りがちですが、そうしたすき間の水滴はハンディブロワーで風を当てて飛ばすと便利です。

HID屋のブロワーは、擦らずに水気を飛ばせるので、拭きムラや細かい傷を抑えながら仕上げられます。ホイールまわりの乾燥を早めたい方は、ぜひチェックしてみてください

STEP

チェーンに注油する

拭き取り後はチェーンに注油を行います。ホイール洗車の過程で、後輪のチェーンに付いていたオイルが水と洗剤に流されやすいためです。

使うオイルはチェーン専用の製品を使用しましょう。汎用の潤滑スプレーで代用すると、走行による遠心力で飛散しやすかったり、チェーン内部のゴム部品を傷めたりする可能性があります。

注油のときに気を付けたいのは、エンジンを停止状態にして、ブレーキディスクやパッド、タイヤに付かないようにすることです。ディスクやパッドに油が付くと、制動力が落ちるおそれがあります。

次の手順で作業すると、飛び散りを抑えやすいです。

  1. チェーンの真下に不要な布を添える
  2. チェーンのコマ1つずつに少量ずつ吹き付ける
  3. はみ出した余分な油はクロスで軽く拭き取る

もしディスクやタイヤに油が付いてしまった場合は、必ずブレーキクリーナーで脱脂してから走行してください。

ブレーキの効きに違和感がある場合は、専門業者へ点検を依頼するのが安心です。

バイクのホイール洗車時に使用を避けたいアイテム

バイクのホイール洗車では、家にある道具や強い洗剤で手早く汚れを落としたくなりますが、素材によっては塗装やコーティングを傷めるものがあります

ここでは、ダメージが大きくなる順に使用を避けたい道具を紹介します。

  • スチールたわしや硬い金属ブラシ
  • 強力な家庭用・住居用洗剤
  • メラミンスポンジ
  • 台所用スポンジ(ネット付き)

スチールたわしや硬い金属ブラシ

キッチン用のスチールたわしや、サビ落とし用の硬い金属ブラシは、ホイール洗車には向きません。

ホイール表面の塗装やメッキよりも金属側の繊維が硬く、擦った跡がそのまま深い傷として残るおそれがあるためです。

傷から雨水や道路の塩分が入り込むと、サビや腐食が進む原因にもなります。

強力な家庭用・住居用洗剤

キッチン用の油汚れ用洗剤や、お風呂・トイレ用の強力な洗剤も、ホイールには使わない方が安全です。

家庭用・住居用の洗剤は油やカビを落とすために成分が強く、ホイールの塗装やクリア層を傷めたり、変色やシミの原因になったりする可能性があるためです。

メラミンスポンジ

家庭でよく使用されるメラミンスポンジも、ホイール洗車には向きません。

表面をわずかに削るようにして汚れを落とす仕組みのため、ホイールの塗装やコーティング層まで一緒に削ってしまうおそれがあります。

削られた部分は、はじめは目立たなくても、繰り返し使ううちに光沢が失われ、白くくすんだ見た目(白ボケ)につながる場合があります。

台所用スポンジ(ネット付き)

ネットのついている台所用スポンジもホイール洗車には向きません。

ネットの素材は硬い繊維でできており、ホイールに使うと細かい線状の傷を残しやすいです。

新品のうちは気付きにくい傷でも、洗車のたびに少しずつ積み重なり、光沢がじわじわ落ちていく原因になります。

バイクのホイールに付いた落ちにくい汚れの落とし方

汚れたバイクのホイール

基本の洗い方で全体はきれいになっても、ブレーキダストや油汚れは残りやすい部分です。ここでは、汚れの種類ごとに、落とし方を紹介します。

なお、成分が強すぎる製品を選ぶと、シミや変色の原因になる可能性があるため、専用クリーナーを使う前にはパッケージや取扱説明書で「対象素材」と「注意書き」を確認しましょう。

ブレーキダスト

洗車した後もホイールに粉っぽい黒ずみや茶色の付着が残る場合、多くはブレーキダストが原因です。

ブレーキダストは、走行時にブレーキパッドとディスクが擦れて出る細かい粉で、走行距離を重ねるほどホイールに付着し、熱や水分で固着します。

普段の洗車用シャンプーで落ちない場合は、ブレーキダスト専用クリーナーを使います。

金属粉に反応して汚れを浮かせる成分を含んでおり、力を入れて擦らずに落としやすいのが特徴ですが、使用できない素材や仕上げがあるため、注意が必要です。

使うときのポイントは、次のとおりです。

  1. ホイールが冷えた状態で使う
  2. スプレー後、製品の指定時間だけ置いてから水で流す
  3. 強く擦らず、汚れが浮いた状態でスポンジやブラシで軽くなでる
  4. 水でしっかりすすぐ

反応中に変色して薬剤が流れる製品もありますが、指定時間を超えて放置すると素材への負担が大きくなる場合があるため、時間を守ってすすぎます。

油汚れ

ホイールに付着する黒くベタついた油汚れには、主にチェーンオイルとピッチ・タールの2種類があります。

汚れの原因によって適したクリーナーが異なるため、まずは種類を見分けましょう。

スクロールできます
汚れの種類主な原因特徴適したクリーナー
チェーンオイル走行中の遠心力でチェーンから飛び散る・黒くベタつく
・後輪に付着しやすい
ホイール用クリーナー
ピッチ・タール路面の油分がはねて車体に付着する・黒く固まりやすい
・夏場や工事区間で付きやすい
ピッチ・タール専用クリーナー

チェーンオイルには、油分を浮かせる成分を含むホイール用クリーナーが適しています。

ピッチ・タールの固くこびりついた汚れには、専用クリーナーを使用しましょう。汚れを柔らかくして浮かせると、強く擦らずに落としやすいです。

クリーナーを使う際は、以下の手順を参考にしてください。

  1. 汚れに直接スプレーするか、布に含ませて塗布する
  2. 数分置いて汚れが浮いてきたら、柔らかいスポンジで軽くなでる
  3. 汚れとクリーナーが残らないよう、水で十分にすすぐ

なお、普段の洗車でこまめな拭き取りも大切です。汚れが固着する前に落としておけば、頑固な油汚れになるのを防ぎやすくなります。

バイクのホイール洗車に関するよくある質問

バイクのホイール洗車で、多くの方が迷いやすい3つのポイントに回答します。

ホイールは車体より先に洗った方がいいですか?

ホイールから先に洗うのがおすすめです。ホイールはボディよりも砂や泥、ブレーキダストなどの汚れが集中する場所だからです。

先にボディを洗うと、その後ホイールに触れたスポンジや水しぶきで、洗い終わったボディに汚れが移る場合があります。ホイール→ボディの順に進めると、汚れの移りを抑えやすいです。

なお、バイク全体の洗車手順や注意点は以下の記事も参考にしてください。

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スポークホイールはどう洗えばいいですか?

スポークホイールは、構造上スポーク1本1本のすき間や交差部分に汚れが溜まりやすいです。細い柄付きの柔らかいブラシで、力を入れずになでるように洗うのが基本です。

太いブラシで一度に済ませようとすると、スポークやニップル(スポークの根元の金具)を傷める場合があります。

ブラシが届かない奥の汚れは、スポーク用のホイールクリーナーで浮かせてから水で流します。

車用のホイールクリーナーはバイクのホイールにも使えますか?

使える場合もありますが、バイクのホイールは車以上に素材や種類が多いため、対象素材と成分の表示を確認してから使用しましょう。

車のホイールはアルミやスチールが使用されるのが一般的ですが、バイクのホイールは素材だけでなく、メッキやアルマイト(アルミ表面の保護加工)、塗装、マット仕上げなどの表面仕上げのバリエーションの違いがあります。

選ぶ際の目安は、次の3点です。

  • 研磨剤が入っていない(無研磨・ノンコンパウンド表記)
  • 中性タイプを優先する
  • 「アルカリ性」「酸性」表示の製品は、自分のホイール素材に対応しているかを確認する

表示を1つずつ確認して選べば、素材を傷めるリスクを抑えて使用できます。

まとめ

バイクのホイール洗車では、まず柔らかいスポンジやブラシで砂や泥を落とし、洗車シャンプーで優しく洗うのが基本です。

洗車後は洗剤をすすぎ、マイクロファイバークロスなどで水分を拭き取り、チェーンへの注油を行います。

落ちにくいブレーキダストや油汚れには、汚れの種類に合った専用クリーナーを使うと、強く擦らずに落としやすいです。

スチールたわしやメラミンスポンジ、強力な家庭用洗剤などは、塗装やコーティングを傷めるおそれがあるため使用を避けましょう。

また、バイクのホイールは素材や表面仕上げの種類が多いため、クリーナーを選ぶ際は対応素材や使用方法の確認も大切です。

ホイール洗車の拭き取りには、クロスが届きにくい場所の水滴を飛ばす方法もあります。

より効率よく仕上げたい方は、HID屋のハンディブロワーもチェックしてみてください。

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この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

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