Android Autoとは?主な機能と接続方法、対応しているかの確認から注意点まで紹介

Android Autoを使用している画像

Android Autoは、Androidスマートフォンを車とつなぎ、ナビや音楽、通話を運転向けの画面で使えるGoogleの機能です。

使うには、スマートフォンだけでなく車側の対応も必要です。

「Android Autoでは何ができる?」「車にナビが付いていればいらない?」と疑問に思う方も多いでしょう。

本記事では、できること・できないことから対応車の確かめ方、接続の手順まで解説しますので、ぜひ参考にしてください。

目次

Android Autoとは|Googleが提供する車向けの機能

Android Autoとは、Androidスマートフォンを車と接続し、ナビや音楽、電話などを運転向けの画面で使えるGoogleの機能です。

アプリのダウンロードは不要ですが、Android 11以降のスマートフォンが必要です。

画面をそのまま映す「ミラーリング」とは異なり、車の画面に表示されるのは対応アプリだけです。SNSや写真アプリなど、運転中の使用に適さないアプリは基本的に表示されません。

車とスマートフォンをつなぐ方法には「Bluetooth」もありますが、Bluetoothは主に音声の送受信に使う仕組みです。一方、Android Autoは対応アプリを車で使いやすくする仕組みで、役割が異なります。

Android Autoの利用には、次のものが必要です。

  • 対応したAndroidスマートフォン
  • 対応した車、またはカーナビ
  • USBケーブル(有線接続の場合)

なお、iPhoneの場合は同等の機能を持つ「CarPlay」という機能があります。興味がある方は以下の記事もぜひ参考にしてください。

あわせて読みたい
CarPlayとは?何ができる?接続方法や対応車の確認方法をわかりやすく解説 CarPlayは、iPhoneと車を連携し、ナビや音楽、通話、メッセージなどを音声や車載ディスプレイから操作できるAppleの機能です。 「CarPlayでは何ができる?」「自分の車...

Android Autoで主に利用できる機能

Android Autoでできることは、対応したアプリの有無で決まります。

主な機能は、次の3つです。

  • ナビや地図アプリで目的地まで案内する
  • 音楽を聴く・電話やメッセージをやり取りする
  • 声で操作する

ナビや地図アプリで目的地まで案内する

Android AutoでGoogleマップなどの対応ナビアプリを使うと、目的地の検索からルート案内までを車の画面で行えます。

Android Autoに対応したナビアプリの例は、次のとおりです。

  • Googleマップ
  • Yahoo!カーナビ
  • カーナビタイム(有料のプレミアムプラスコース以上)
  • moviLink

運転者が目的地を出発前に入れておけば、走行中はスマートフォンをのぞき込まずに道順を確認できます。

音楽を聴く・電話やメッセージをやり取りする

Android Autoでは、対応する音楽アプリを車の画面から選び、音楽を再生できます。

代表的な音楽アプリは、次の3つです。

  • YouTube Music
  • Amazon Music
  • Spotify

電話は、車の画面から相手を選んで発信できますが、LINEの音声通話には対応していません。

メッセージ機能においては、GoogleメッセージやLINEなどの対応アプリで、届いた内容の読み上げや返信ができます。

声で操作する(Googleアシスタント・Gemini)

Android AutoではGoogleアシスタントやGeminiを使い、音声でナビや音楽、電話などを操作できます。

「OK Google」と呼びかけるか、車によってはハンドルの音声ボタンを押して、「自宅まで案内して」「次の曲をかけて」などと話しかけることで運転中の操作負担を軽減できます。

音声アシスタントは、従来のGoogleアシスタントからGeminiへの移行が進んでいますが、利用できる機能は対応状況や車載環境によって異なります。

Android Autoで制限されること

運転の妨げになる使い方は、Android Autoでは制限されています。

主な制限は、次の3つです。

  • 動画や映画を見られない
  • 走行中はゲームで遊べない
  • 車の画面ではWebブラウザを開けない

なお、同乗者が動画やアプリを楽しみたいときは、AI Boxと呼ばれる機器を使えば可能になる場合があります。詳しくは、以下の記事を参考にしてください。

あわせて読みたい
AI Boxとは?仕組みと使える条件、注意点をわかりやすく解説 AI Boxとは、画面のないAndroid端末を車のディスプレイにつないで、動画やアプリなどを車の画面で使うための機器です。名称に「AI」とあっても、生成AIの搭載が必須条件...

動画や映画を見られない

Android Autoでは、YouTubeなどの動画を、車の画面では再生できません。

一方でGoogleは2026年、駐車中に限り動画を視聴できる機能の提供を開始しました。ただし、利用にはスマートフォンのOSやアプリに加え、車両や車載システム側の対応も必要です。

そのため、すべての車で利用できるわけではありません。

走行中はゲームで遊べない

走行中はゲームアプリを使えません。駐車中に遊ぶのを前提としたAndroid Autoに対応するゲームアプリはありますが、車が動き出すとゲームの映像と音声が止まります。

スマートフォンで遊んでいるゲームの画面が、そのまま車の画面に映るわけではありません。

車の画面ではWebブラウザを開けない

Android Autoでは、ChromeなどのWebブラウザを開けません。

しかしGoogleは2026年のアップデートで、駐車中に限ってブラウザを利用できる機能の提供も開始しました。

ただし、動画視聴と同様に利用には車載システム側の対応も必要なため、スマートフォン側だけ条件を満たしていても利用できない機能です。

Android Autoの接続方法

車とAndroidスマートフォンの接続

Android Autoの接続方法には、USBケーブルを使う有線接続と、ケーブルを使わないワイヤレス接続があります。

対応する方式は車やカーナビによって異なるため、接続前に取扱説明書や車の設定画面で確認しましょう。

USBケーブルで有線接続する

有線接続は、USBケーブルでスマートフォンと車をつなぐ方法です。手順は次のとおりです。

  1. 車の対応USB端子とスマートフォンを、USBケーブルでつなぐ
  2. スマートフォンと車の画面に出る案内に従って、使用を許可する
  3. 車の画面がAndroid Autoの表示に切り替われば完了

なお、充電専用のUSB端子では、Android Autoが起動しないため専用端子に接続してください。

ケーブルを使わずワイヤレス接続する

ワイヤレス接続は、Bluetoothで機器をペアリングし、Wi-Fiを使って通信する方法です。

スマートフォンはAndroid 11以降で、5GHz帯のWi-Fiに対応している必要があります。車やカーナビ側もワイヤレスに対応していなければ使えません。

手順は次のとおりです。

  1. 車とスマートフォンのBluetoothをオンにする
  2. スマートフォンと車をBluetoothでペアリングする
  3. 画面に表示される案内に従って、Android Autoの使用を許可する
  4. 車の画面にAndroid Autoが表示されたら接続完了

※初回設定は、必ず安全な場所に停車して行ってください。次回以降は、車種や設定によって、乗車時に自動接続される場合があります。

自分の車がAndroid Autoに対応しているか調べる方法

Android Autoに対応しているかどうかは、車種名だけでは判断できません。同じ車種でも、年式やグレード、カーナビの種類、オプションの有無によって異なるためです。

以下を参考に対応しているかを調べましょう。

車の画面のメニューでAndroid Autoを探す

車の画面のソース選択や設定に、「Android Auto」や「スマートフォン連携」があるかを確認します。

項目があれば対応している可能性があります。ただし、項目があっても対応するオプションが付いていない車では、使えないことがあるため注意が必要です。

スマートフォンをUSBでつないでAndroid Autoが起動するか試す

有線接続に対応している場合はUSBケーブルで接続して、起動しない場合は、次の原因が考えられます。

原因対策
Android 11より前、またはGoエディションのスマートフォンである対応するスマートフォンで試す
充電専用のUSB端子につないでいる取扱説明書で対応端子を確かめる
データ通信に対応していないケーブルを使用しているデータ通信できるケーブルに替える
車がワイヤレス接続のみに対応しているBluetooth・Wi-Fiをオンにして、ワイヤレスで試す

これらの条件を確認して、Android Autoが起動するかを確認しましょう。

取扱説明書を読む・ディーラーに問い合わせる

取扱説明書の仕様欄やカーナビの説明書で、Android Autoへの対応状況を確認します。

記載が見つからない場合は、販売店やディーラーに問い合わせましょう。

車種・年式・グレードに加え、カーナビの型番や装備内容を伝えると、対応状況を確認しやすくなります。

Android公式の対応車種一覧で探す

公式の対応車種一覧も参考になります。

参考:Android公式|Android Auto対応車種

ただし、掲載されていても、年式やグレード、カーナビの装備によっては利用できない場合があります。また、国内メーカーの対応車種がすべて網羅されているわけではないため、車載画面や取扱説明書、販売店での確認と照らし合わせましょう。

Android Auto使用上の注意点

Android Auto使用における注意点

Android Autoを使う際は、以下の点に注意が必要です。

  • 運転中は画面を見続けたり触ったりしない
  • ナビの現在地がずれる場面がある
  • 接続が切れたりつながりにくくなることがある

運転中は画面を見続けたり触ったりしない

目的地の入力やルート確認は出発前に済ませ、走行中は注視や操作を避けて音声操作を使いましょう。

車によってはハンドルの音声ボタンで音声アシスタントを起動できるため、取扱説明書でボタンの位置や使い方を確認しておくと便利です。

ナビの現在地がずれる場面がある

トンネル内や高層ビルの多い場所では、現在地がずれたり地図表示が止まったりする場合があります。

ナビだけに頼らず道路標識や車線を確認し、迷った場合は停車してからルートを確認しましょう。

接続が切れたりつながりにくくなることがある

USBケーブルの劣化や端子の汚れなどで、接続が不安定になる場合があります。切れたときは、安全な場所に停車してから次の手順で確認してください。

  1. USBケーブルを抜き差しする
  2. 端子に汚れや異物がないか確認する
  3. データ通信に対応した別のケーブルに交換する

OSやAndroid Autoの更新後に接続できなくなったり、表示に不具合が出たりするケースもあります。その場合はスマートフォンを再起動して再接続してください。

改善しないときは、車やカーナビのメーカーからファームウェアの更新情報や不具合の案内が出ていないか確認しましょう。

Android Autoについてのよくある質問

ここではAndroid Autoについて気になる疑問を解説します。

Android Autoの利用は無料ですか?

Android Autoの利用自体は無料です。ただし、地図や音楽などの利用時にはスマートフォンのデータ通信が発生するため、契約プランによっては通信料がかかります。

また、Android Autoに対応していない車で利用するには、対応カーナビへの交換や後付けが必要になる場合があり、本体代や取付費用がかかります。

Android Autoはいらないと言われるのはなぜですか?

Android Autoが不要と言われる主な理由は、次のとおりです。

  • 利用できるアプリが限られる
  • スマートフォンのデータ通信やバッテリーを消費する
  • 車やケーブルとの相性によって接続が不安定になることがある
  • 走行中は動画を再生できない

ただし、必要かどうかは、車載ナビの機能や普段の使い方によって異なります。

車載ナビだけで十分なら、無理にAndroid Autoを使う必要はありません。一方、Googleマップなどの地図アプリや普段使っている音楽アプリ、連絡先を車の画面から操作したい場合には便利です。

Android Autoがつながらないときはどうすればいいですか?

初めて接続する場合は、スマートフォンや車の対応状況、USB端子・ケーブルの仕様を確認します。

以前は使えていた場合、ケーブルの抜き差しや交換、スマートフォンの再起動を試しましょう。

詳しい確認方法は「自分の車がAndroid Autoに対応しているか調べる方法」、接続トラブルへの対処は「Android Auto使用上の注意点」で解説しています。

まとめ

Android Autoは、Androidスマートフォンのナビや音楽、電話などを車の画面から操作できるGoogleの機能です。

ただし、利用できるのは対応アプリに限られ、走行中は動画やゲームを利用できません。

接続方法には有線とワイヤレスの2種類があり、対応状況は車やカーナビによって異なります。利用できるかどうかは、車の画面や取扱説明書、公式の対応車種一覧などで確認しましょう。

利用時は、走行中の画面操作を避け、音声操作を活用することが大切です。接続が不安定な場合は、ケーブルや端子、スマートフォンの設定なども確認してください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事はHID屋が監修しています

HID・LED専門店を運営。累計1,000社以上と取引しており、楽天月間優良ショップ14回受賞、お客様満足度97.4%。本メディアでは、HID・LEDを長年販売してきた経験から、車のヘッドライト・フォグランプ等の関するお役立ち情報を発信していきます。

記事掲載に関するお問い合わせ

HID屋では、記事掲載などのご相談・ご提案を幅広く受け付けています。詳しくは以下をご覧ください。

目次