車のヘッドライトの電球(バルブ)は車種やタイプ、年式によって様々な形状があるのをご存知ですか?
そんなバルブ形状の一つ、「H4(えいちよん)」は2灯式ヘッドライト(片側にバルブが1本装着されるヘッドライト)に採用され、多くの車両で使用されています。
「H4バルブは他の形状と何が違うの?」と思われた方に向けてH4バルブの構造や、H7・H1・HB4といった間違えやすい他のバルブとの違いについて、徹底解説します。
あわせてLEDヘッドライトの中で、特に明るいと評判のHID屋からおすすめ製品を紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。
なぜ多くの車両で使用されている?H4バルブの構造やメリットを解説
H4バルブは様々な車両で、特に国産車で多く使用されています。
その理由を探るために、ここからはH4バルブの構造やメリットを解説していきます。
H4バルブの構造を解説
「H4」とは自動車用バルブの形状の一つです。
自動車用バルブは国際規格として世界的に定められており、アルファベットと英数字を組み合わせて、サイズ等に応じて名前がつけられています。
数ある自動車用バルブの中で、H4バルブは1本でハイビームとロービームの切替ができるという特徴があります。
以下のとおり、H4バルブ(画像左側)には発光するフィラメントが2つありますが、異なるバルブ形状(画像右側)ではフィラメントが1つしかありません。

H4バルブの場合、フィラメントの一つにシェードが付いています。このシェードが、フィラメントが発する光を遮ることで照射する範囲を制限しています。
この機能によって、すれ違い時に対向車が眩しく感じない、ロービーム用の光を放つことができているのです。
対して、もう一方のフィラメントにはシェードがついておらず、遠くを照らすハイビーム用として光を放ちます。
このように発光するフィラメントを切り替えることで、H4バルブはハイビームとロービームを1本でこなすことができます。
H4バルブを採用するメリット
1本でハイビームとロービームを切り替えて発光できる、H4バルブ。
このH4バルブを自動車に採用することでヘッドライトの省スペース化に繋がります。
光を切り替えられないバルブを使用する場合、ハイビーム用とロービーム用のバルブをそれぞれ装着しなければなりません。
そして自動車にハイビームとロービームを取り付ける際は、左右対称に取り付ける必要があるため、合計で4本のバルブと取り付ける必要があります。
この形態を「4灯式」ヘッドライトといい、車種にもよりますが、車の正面にヘッドライトが4つ取り付けられたデザインになります。

4灯式ヘッドライトはユニットやバルブを4つ装着することから、部品数が多くなりコストが上がりやすいデザインと言えるでしょう。
対してH4バルブを採用したヘッドライトの場合、片側1本ずつ、合計で2本取り付けるだけで完結します。
この形態を「2灯式」ヘッドライトといい、4灯式に比べて装着するヘッドライトを減らすことができます。

そしてH4バルブによってヘッドライトが少なくなった分、4灯式と比べてコストカットに繋がり、また空いたスペースを有効活用することでデザイン性を向上させることが可能です。
そのため必要な性能に対して適正な価格とのバランスを求める国産車において、コストパフォーマンスに優れたH4バルブは、多くの車種で採用されるようになりました。
H4とH7・H1・HB4の違い
ここからはH4と間違えられやすい、他のバルブとの違いを解説していきます。
違いを解説するバルブ形状は以下のとおりです。
- H7
- H1
- HB4
なお、これからご紹介する各バルブの特徴は(一社)日本照明工業会の公表データを元に作成しています。
H4とH7の違い
H4バルブとH7バルブのサイズ等は以下のとおりです。

H7バルブはH4バルブに比べて全体的に小さく、用途もH4の2灯式に対し、H7は4灯式(ロービーム)となります。
また端子の数や形状も異なるため、これらをポイントに見分けると良いでしょう。(下記画像参照)

H4とH1の違い
H4バルブとH1バルブのサイズ等は以下のとおりです。

H1バルブもH7バルブと同様に、H4バルブと比べると大きさと用途が異なります。
ただし4灯式ヘッドライト用といってもH7バルブが主にロービームだけだったのに対し、H1バルブはハイビームとロービーム両方に用いられることが多いです。
そのため、自車のヘッドライト形態が4灯式だからといって誤ったバルブを選ばないようにしましょう。
またH1バルブには端子が1つしかないため、見分けるポイントになるでしょう。

H4とHB4の違い
H4バルブとHB4バルブのサイズ等は以下のとおりです。

H4バルブと名前が似ているHB4バルブですが、発光部分の大きさが異なるほか、H7、H1バルブと同様に4灯式ヘッドライトに採用されています。
そして一番大きな違いが端子の形状です。下記画像のとおり、H4の端子が光源と並行に付けられているのに対して、HB4バルブは光源と垂直に端子が付けられています。

HB4と名前が似ていて判断に困ったら、「H4バルブは2灯式で使われ、端子は光源と平行」と覚えておくと良いでしょう。
HID屋おすすめの明るいH4 LEDヘッドライト
数あるH4 LEDヘッドライトの中から、おすすめ製品として以下の3つを紹介します。
- iシリーズ 28400cd
- Mシリーズ 49600cd
- Qシリーズ 68400cd
紹介する製品はいずれも、「めちゃくちゃ明るい」「価格以上の品質」と高評価の声が寄せられているHID屋のラインナップです。
ここからは各製品の特徴を詳しく解説していきます。
iシリーズ 28400cd

商品名 | Iシリーズ |
色 | 6500K ※車検対応 |
明るさ | 28400cd(カンデラ) |
ワット数 | 35W |
HID屋の「iシリーズ」は純正ハロゲンの約4.4の明るさを誇りながらも、お手頃な価格が特徴です。

しかし低価格とは言え、発光点を純正ハロゲンバルブと同じ位置に再現し、キレイなカットラインを実現するなど品質に抜かりはありません。


そんなiシリーズは楽天のパーツランキングで10冠を達成し、お客様満足度も93.2%と高く、多くの方に支持されています。


またiシリーズは配線(コード)がなく、ドライバーや冷却ファンをバルブ本体に格納しているためサイズもコンパクトで、幅広い車両に装着が可能です。

このようにiシリーズは低価格ながらも確かな明るさや品質を有しているため、LEDヘッドライトが初めての方にも、安心しておすすめできる製品です。
Mシリーズ 49600cd

商品名 | Mシリーズ |
色 | 6500K (ホワイト)※車検対応 |
明るさ | 49600cd(カンデラ) |
ワット数 | 55W |
「Mシリーズ」はHID並の光量と抜群の視認性で人気の製品です。
Mシリーズは1灯あたり49600cd(カンデラ)と、圧倒的な明るさを誇ります。

LEDの耐久性はドライバー(電圧などをコンピューター制御するための部品)の性能で耐久性が変わります。
MシリーズはSSSランクという高品質ドライバーを採用することで、圧倒的な明るさにも関わらず抜群の耐久性も兼ね備えています。

そしてバルブ本体はアルミ合金と純銅基盤を使用し、高性能冷却ファンと組み合わせるなど、Mシリーズは明るさだけでなく耐久性向上にも余念がありません。

このようにHID屋のMシリーズは、LEDヘッドライトに抜群の明るさと耐久性の両方を求める方におすすめです。
Qシリーズ 68400cd

商品名 | LED ヘッドライト / フォグランプ Qシリーズ |
色 | 6500K (ホワイト) |
明るさ | 1灯あたり68400cd(カンデラ) |
ワット数 | 65W |
HID屋の技術が結集した「Qシリーズ」は、ブランド史上最高の明るさを誇るハイエンドモデルです。
純正ハロゲンランプの約10.7倍という圧倒的な明るさを実現し、他にはない輝きで夜間走行時の視界を大きく広げます。

特注の高性能LEDチップを採用し65Wという大光量を発揮するQシリーズは、明るさだけでなくリッチな視界ときれいなカットラインで、対向車にも配慮された安心の設計です。
遠くまで届くクリアでワイドな照射が、夜間や悪天候のドライブをより安全で快適なものにします。


さらに、Qシリーズの魅力はその高級感にあります。
磨かれた技術と特注パーツにより生み出されたこのモデルは、視認性を高めるだけでなく、車両全体の品格を引き上げてくれるでしょう。

そして、ここまでの明るさを誇りながら故障率は驚愕の0.1%であり、ハイエンドモデルの名に恥じない耐久性も備わっています。
HID屋の中で最も明るく最高級の仕上がりを誇るQシリーズは安全性とデザイン性、そして耐久性の全てを兼ね備えており、とことん高性能なLEDヘッドライトをお求めの方におすすめです。
まとめ
ここまでH4バルブの構造や他のバルブとの違いについて、HID屋のおすすめH4 LEDヘッドライトの紹介とともに解説してきました。
H4バルブは10cmもない小さな電球ですが、暗い夜道でも安全な運転を可能にしてくれる重要な部品です。
そんなあなたの愛車のH4バルブを更に明るく、より安全なドライブを可能にするために、一度LED化することを検討してみてはいかがでしょうか。